2025年 スクマ実施レポート

制服から学用品までの注文・支払い・納品を
ひとつの窓口でオールカバー。
プラットフォーム導入 2024年度
導入学校 福岡県 学校法人福岡雙葉学園

スクマを導入した
理由は…
- 説明が
分かり
やすい - 柔軟性が
高い - コストに
対する
根拠が明瞭

中村 桂悟様
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悪天候、公共交通でも大量の荷物を持ち帰る保護者と
生徒の負担を軽くしたい。当学園では以前から、入学前の学用品販売会で保護者と新入生が大量の荷物を持ち帰らなければならないことに対し、その負担の大きさを案じていた。年によっては暑かったり雨が降ったりと、天候が崩れる場合もある。
また、公共交通機関で来校してもらうことが原則であるため、その負担はさらに大きなものになっていた。そのような状況の中、数年前から学園ではスクマのようなサービスを求める声が上がっていた。保護者層も日常的にさまざまなECサイトを利用し慣れてきたことで、スクマ導入の下地は整っていた。折よくスクマのDMを手元に残していたので、話を聞いてみたところ「まさにこれを待っていた」と感じ、導入に踏み切ったのである。 -
システム概要もコスト面も、説明が分かりやすく安心感があった。
実際にお話を聞いたときの第一印象は、「概要説明が分かりやすい」であった。とても簡単に全体像が把握できたし、特に他社と比較してコスト構成が非常に明瞭かつ優位性があったところは決定に大きく影響した。
また、スクマのようなサービスを導入するとなれば、学園の購買部および商品を卸している業者など、各方面との交渉に労力を要することが予想されたが、スクマから業者への説明会があり、わかりやすい説明だったので、「押さえるべきところは押さえてくれている」と感じられた。
さらにECサイトに掲載時の教科書の価格表示に関してもスクマはしっかりとした知見があったため、安心することができた。 -
生徒、保護者、教員、業者……
それぞれの負担が大幅に減った。具体的に変わった点として一番大きいのは、保護者、購買部、各業者それぞれの方面でキャッシュレス化が進んだことである。それまで、保護者と業者間でやり取りされた現金は、まず業者が購買部に報告し、購買部は現金を集計・確認して再び業者に戻す、というプロセスで処理されていた。このプロセス全てをキャッシュレスにでき、これに伴って納入業者の作業時間も減り、紙による注文の煩雑さも解消された。ワンストップで集計・確認ができるので、データの集計作業の手間がかからなくなり、「この生徒は購入漏れがあるかもしれない」といったフォローの必要もなくなった。
さらに、サイト上から後日きちんと注文が入っているか、確認ができるという。また、これは業者にしてみれば、注文時や決済時の手間の削減というメリットにつながっている。教職員の拘束時間も減った。これまで説明会場には5、6人の教職員が待機していたが、導入後、対応に当たっていた教職員数が少なくても済むようになった。もちろん採寸や試着にかかる時間も大きく短縮された。 -
押さえるべきところをしっかり押さえてくれるシステムで、
チェック作業が簡略化。従来のやり方では、入学前説明会および学用品販売会の各所でさまざまな確認作業が必要だった。スクマ導入後には、これらのデータがプラットフォームの出口で簡単に可視化されるようになった。もちろん、プラットフォーム上でいくつかのチェックポイントを設定することでこのような可視化が可能になり、教職員の意見の聞き取りやプロセスの検証を繰り返して最終的に現行の形に落ち着いた。さらにデータ集計の高速化が実現したことで情報を迅速に把握できるようになり、各フォローの判断も早くできるようになった。
また、これまでは全生徒・保護者に一つの同じ順路で会場を回ってもらうしかなかったが、漏れがなくなったことで、どんな順番でも自由に回ってもらうことができるようになった。漏れがあっても、最終チェックのところで再度案内することができる。導入前の一方通行だった頃は、こういったやり直しにも時間がかかっていた。
今後の期待
今後のスクマに期待することとして、現在は学用品をサイトで一つずつ選択・購入してもらっているが、最初にある程度のセットでまとめて選択できるようにし、後から不要なものを削除・必要なものを追加できる仕組みを搭載してほしいという声もある。そうすれば保護者はさらに楽になるのではないかと考える。
さらに、既存のウェブ出願やウェブ発表のシステムと連携させ、一つのIDでスムーズに遷移できるようにすることで、出願から入学・学用品の購入までを一貫して管理できるようにしてほしいという要望もある。
プラットフォーム導入 2024年度
導入学校 京都府 京都文教中学校・高等学校

煩雑だった物品販売の仕組みが一新。
教職員・保護者の負担を徹底軽減。


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スクマ導入のきっかけ。
制服以外の諸物品について業者から値上げ提案があったことをきっかけに、学用品販売のあり方を見直すことになった。従来から、物品購入におけるクレジット決済の未導入や、新入生向け販売会の運営に関して課題を感じていた。その折にスクマから送付された広報誌に目を通したところ、掲載されていた他校の導入事例が自校の状況とほぼ重なっていたため、十分に対応できると判断した。課題と解決策が明確に示されていたこともあり、非常に説得力を感じた。
もちろん、関係業者との調整や実際の運用について不安はあったが、やってみなければわからない、進めなければ改善はないという意識のもとスクマ導入を決断した。現場で抱えていた課題感とサービス向上への意欲が導入推進の大きな力となった。 -
学校・保護者双方の負担が大幅軽減。
従来は体育館に複数ブースを設け、保護者が現金を持参し、試着・購入・持ち帰りを行う形式だった。一家庭あたり30分~1時間の滞在が当たり前で、混雑や長時間の拘束が課題となっていた。スクマ導入後は、予約制とオンライン注文により、滞在時間は平均15分以下に短縮され、スムーズな流れが実現した。保護者からは「もう終わったのか」と驚く声もあった。
また、現金や商品のやり取りが無くなったことに加え、従来1回で実施していた内容を3回に分割し、対応人数を減らしたことで、半日での運営が可能となった。
さらに、購入品が自宅に届くようになったことで、重い荷物を持ち帰る必要もなくなり、保護者にとっての心理的・物理的負担が大きく軽減された。 -
スムーズな運用の工夫と今後の期待。
スクマ導入にあたっては、校内の調整にも工夫を要した。従来は1日で実施していた採寸会を3日間に分けたことで、校内の働き方改革と整合性を取る必要が生じた。そのため、教員ではなく事務職員が中心となって対応を完結させる運用へと移行し、有休や振替の調整を通じて負担の最小化を図った。加えて、物品価格の改定を実施したが、このご時世における値上げであったにもかかわらず保護者の皆様にはご理解をいただくことができた。学校としても、今後一層のサービス向上に努めていく必要があると認識している。
今後は、食堂のテイクアウト予約のオンライン化や在校生向け商品のラインナップ拡充、学校行事やアンケートとの連携など、さらなる展開を視野に入れている。可能であればアプリ化により通知機能を追加し、より利便性の高い運用を期待している。
導入企業 京都府 株式会社 京彩宴

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現金管理や人員確保も不要に。業者の負担も軽くなる現場改革。
スクマ導入で大幅な業務負担軽減を実現。スクマ導入前は体育館に集まり、商品を搬入・陳列し、釣り銭を大量に用意するなど、労力とリスクを伴う作業が常態化していた。販売当日も、最低でも5〜6人のスタッフを朝から夕方まで拘束しなければならず、人員確保だけでも大きな負担となっていた。しかし、スクマ導入後は当日の現場対応は自社スタッフ2名体制で十分にまかなえるようになり、外部からの応援人員を手配する必要がなくなった。運営時間も大幅に短縮され、長くても3〜5時間程度で一連の業務を終えられるようになった。
また、現金の取り扱いが不要になったことも大きな変化である。従来は何百万円もの釣り銭を硬貨と紙幣で用意し、管理する負担とリスクを抱えていたが、スクマの導入によってそれらが不要となった。準備段階から当日対応に至るまで、業務全体が圧倒的に効率化されたと言える。 -
押さえるべきところをしっかり押さえてくれるシステムで、
チェック作業が簡略化。導入当初は、業者側にシステム登録や受注管理などへの不安があった。全商品へのバーコード付与も手間と考えられていたが、実際の運用は想定以上にスムーズであった。受注状況はリアルタイムで把握でき、業務は整理されて効率が向上。メール対応も円滑で、現場での混乱はなかった。
そして、保護者は混雑や長時間の滞在を避け、必要な商品を確認してすぐに退出できるようになった。オンライン注文やキャッシュレスに慣れた世代が多く、自然に順応している。
持ち帰りや支払いの負担も減り、保護者にとっても有益な仕組みとなっている。
校長先生のお言葉
本校には滋賀・奈良・大阪など広域から通う生徒も多く、従来は物品購入のためだけに来校し、大量の荷物を持ち帰る保護者の負担が大きかった。スクマ導入後は事前に商品を選び、必要なものだけ確認して帰るスタイルが定着し、負担が大幅に軽減された。現金に触れずに済む点も、現代に即した仕組みである。
一方で、靴のサイズ確認のように実物が必要な場面もあり、すべてをデジタルで完結させるには慎重さが求められる。アナログとデジタル、それぞれの利点を活かすスクマの仕組みは、学校運営の新たな形として有効である。
